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ジンバブエ

宣教師が帰国を決意

(611-07)
[東京 12・11 ENI02-0448=ルーテル・アワーPS/2002年]

 今年夏、政府与党系の民兵に国外退去の脅しを受けていたカトリック教会のアイルランド系宣教師パトリック・ケリー氏は、カトリック教会代表者とマニカランド州知事との会談で、同氏の身の安全が確保されない状況との結論に至り、ジンバブエを出て、英国のプリマスに戻ることになった。地元紙に対してケリー氏は、「このような状況で美しいこのジンバブエを去ることは悲しい。しかしいつかこの国が正常に戻れば、また帰ってきたい」と語った。帰国の決定はケリー氏の上司となるアレキシコ・ムチャバイア司教によるもので、個人的にケリー氏は「司教に従うほかない。しかし司教はこの件で私に何もしてくれず、このことは残念だ」と語った。

 ケリー氏は民兵に脅された後、働いていたニャンガのサービスセンターから逃れ、安全な場所に身を隠していた。発端はムガベ大統領が進める土地の強制収用プログラムで、ケリー氏はカトリック施設もこの収用に含まれることから、正面から反対を表明し、そのため民兵らに脅されたと見られている。この強制収用プログラムにより、約6万人の農業従事者が家を追われ、また同国の飢饉の原因を作っているとの指摘もある。

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