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カナダ最高裁がマウスの遺伝子組替に特許を与えない決定 |
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カナダ最高裁判所は、12月5日、米国のハーバード大学が特許を申請していたマウスの遺伝子組替に対して、この特許を認めないとする判決を5対4で出した。17年間争われたこの裁判では、カナダ特許法は高等生物に対する「発明」に、特許を認めないことを確認したもの。また現在のカナダ特許法では、遺伝子組替の特許を認めることは難しく、複雑で難解な事柄を含むため、特許申請には、明快ではっきりとした特許法の整備が必要だとしている。 カナダ教会協議会やカナダ福音同盟は、最高裁判所公聴会で、マウスへの遺伝子組替に特許を与えることは、ヒトの遺伝子組替の特許に多大な影響を与えるとして反対を表明してきた。教会協議会のエリック・ブレスフォード氏は、これまで製剤業界やバイオテクノロジー業界によるすさまじいロビー活動があったことを認めた。これに対して、ハーバード大学側は、マウスの遺伝子組替により、そのマウスの子孫がガンにかかりやすい子孫を誕生させ、ガン研究に大きな成果を上げているとして、カナダで特許を申請することは正当だと主張してきた。 カナダ特許庁長官は、米国の大学にマウス遺伝子組替の独占的権利を認めただけで、生命体そのものへの特許を認めたわけではないと語った。 今回の判決はその他の1500件の裁判にも影響を与えるものと見られている。高等動物の特許を認めているのは欧州連合、米国、日本などほとんどの先進国。カナダは例外的な国となっている。遺伝子組替を支援する団体には、今後議会への圧力をかけることで、新しい特許法を作る道しか可能性は残されていない。
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