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カナダ

難民一家の教会保護で政府が調査に乗り出す

(609-06)
[東京 11・25 ENI02-0427=ルーテル・アワーPS/2002年]

 国外退去命令を受け教会にかくまわれていたアルジェリア人一家に対し、カナダ政府は彼らを含め、アルジェリア人の難民約1000人に対する再調査を行うことにした。

 ボウロウイサ・セディキス夫妻は、母国への強制送還を逃れるため、カナダで生まれた2歳の息子とともに、国外退去日の前夜、モントリオールの合同教会に駆け込み、10日間教会に保護されていた。その後カナダ政府は国外退去命令を一時延期し、永住権申請についても前向きに検討すると発表した。

 アルジェリアは、1992年初め、イスラム過激派が議会選挙で優勢なことを理由に、政府が選挙を無効とし、その後内戦が始まった。これまでに10万人以上の死者が出て、その多くは一般市民。

 合同教会のダリル・グレイ牧師は、一家を保護した理由を「一家が危険にさらされる状況は確かで、亡命申請は妥当だ」と語り、合同教会が1997年に発行した「教会を避難場所として開放することは必ずしも最善の解決策とは言えないが、人々の自由を守る重要な方策だ」との文書を紹介した。

 カナダ政府は、モントリオール地区に住むアルジェリア人の不法難民を対象に調査すると発表。しかし、難民認定基準があいまいとの人権団体からの指摘が出ている。

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