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米国宗教差別による犯罪が増加 |
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2001年9月の米国同時多発テロ以降、米国内でのイスラム教徒、アラブ系の容貌をした人物などに対する人種差別や宗教差別に根ざした犯罪が増加している。連邦捜査局(FBI)によると、2000年度は28件、2001年度は481件。しかし9月11日以降の事件数にはFBIの報告書は触れていない。AP通信によると、全米では差別的犯罪(イスラム教徒、同性愛者、ユダヤ人などへの犯罪)は、2001年度に約1万件。差別的犯罪は、言葉によるものから殺人にいたるまで広く、そのうち殺人は3件、放火は35件あった。 「米国イスラム関係協議会(CAIR)」は、イスラム教徒が受けたすべての嫌がらせを警察に報告しているわけではなく、実態はさらに多いはずとしている。同団体のイブラヒム・ホーパー報道官は、多発テロ以後、同団体には約1700件の嫌がらせを含めた被害報告が出されていると語る。特に福音派クリスチャン指導者であるフランクリン・グラハム氏、ジェリー・ファウエル氏、パット・ロバートソン氏らがイスラム教批判を開始してからは、嫌がらせの電話が急増したという。 最近では、11月11日にパット・ロバートソン氏がイスラム教徒を「ナチスよりも劣る」と発言し、これに対して、同じ支持基盤を持つブッシュ大統領は、「イスラム教は平和を愛する宗教で、他者を尊敬する宗教」とのコメントを11月15日に発表した。 「残念だが、米国内では確実にイスラムへの反感は高まっている。しかも有力な説教者が語ったイスラム教に対する意見を、そのままおうむ返しで語る人々が急増している」とホーパー氏は嘆いている。
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