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イラク

イラクのクリスチャン、戦争突入を懸念

(608-05)
[東京 11・15 ENI02-0412=ルーテル・アワーPS/2002年]

 米国によるイラク攻撃を懸念するイラクのクリスチャンらが、戦争の回避を願って11月22日を「祈りの日」とした。「祈りの日」を呼びかけたのは、カルデア教会のシュレモン・ワードゥニ総大司教。カルデア教会は古代カルデア人の典礼を受け継ぎ、ローマ・カトリックともつながりのある教会。イラクのクリスチャンは人口の3%未満の65万人ほどで、そのうちの70%がカルデア教会に所属している。イラク政府によると、カルデア教会員は中上流階層の人たちが多いという。同じくイラク国内のグレゴリウス・サレバ・シリア正教会大主教も、自教会のすべての教職者に対し、起こり得るあらゆる危機に備えるよう呼びかけた。イラク北部・キルクークの長老派福音教会のアル・ジャズラウィ牧師は「米国と交戦状態になれば、イラク国民としてクリスチャンとイスラム教徒は一致して助け合わなくてはならない」と述べた。教会指導者の大多数は、イラク国内のイスラム教徒とクリスチャンの関係は良好だと述べている。教会とモスクが隣合わせで建てられている場所も多く、互いが訪問することもしばしばで、何の問題もないという。

 世界教会協議会(WCC)や中東教会協議会などは、イラクへの攻撃や経済制裁をやめるよう国際社会に呼びかけている。これらはイラク政府への圧力として効果がないばかりか、一般国民を苦しめるだけという判断による。

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