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米国

ルーテル教会が「貧困と富」の関係について議論

(608-03)
[東京 11・18 ルーテル・アワーPS/2002年]

 米国福音ルーテル教会(ELCA)は、11月7−9日、シカゴで、「貧困と富」の関係についての特別フォーラムを開催した。このフォーラムには、海外からのゲストを含め、内外のエキュメニカル団体やELCA会員等80人が参加し、ELCAのこれまでの取り組みと今後の課題が話し合われた。

 貧困問題に長年取り組んできたELCAだが、貧困と富の関係に関するフォーラムは今回が初めて。豊かな時代の中の、貧困の構造を、富との関係からとらえ直し、社会正義の視点から解決の糸口を探そうというもの。「貧困問題には、まず自分たちの持てる富について考えることが必要」と教会活動局のロレッタ・E・ホートン氏は語った。

 同フォーラムで、ジョージ・アンダーソン元監督はルーテル教会のこれまでの取り組みについて、チャールズ・S・ミラー牧師はELCAの対貧困活動について発表した。また、「ブラック・ヴォイシズ・フォア・ピース」のダム・スミス氏は、「貧困は人類に対する暴力だ。人間の尊厳を否定してまでも富を追求する現代の経済システムは、黒人だけでなく、豊かな時代に生きるすべての人々の心身に深刻な影響を与えている」と警告した。

 一方、マーク・R・モラーガンダーソン牧師らは、数値データを用いてELCA内の富について実証・分析し、「裕福な家庭が比較的多いELCA内にも貧富の差はある。しかし、富を享受する教会員は、貧困問題を別世界の出来事ととらえる傾向がある」と指摘した。

 その後、貧困と富に対する今後の活動計画が話し合われた。これらは今後報告書として、関連団体に配られる。

参照記事:

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