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イラク

クリスチャン:将来を危惧

(608-01)
[東京 11・21 ENI02-0419=ルーテル・アワーPS/2002年]

 イラク第二の都市バスラを訪問したENI記者によると、クリスチャンの多くが、戦争状態に突入した場合にはクリスチャンとイスラム教徒の間で、宗教的な対立が起こりかねないことを危惧しているという。それは1991年の湾岸戦争時に、イスラム教界内部で熱狂的な運動が起きたためだ。しかし、現実にはキリスト教とイスラム教間の関係は、その後は良好に保たれ、問題は生じていないという。しかし、これまでも福音の伝達(改宗など)の禁止や言論の自由の制限があり、これらは今後の状況により、さらに厳しい制限が課せられる可能性もあるという。

 シーア派の住民は、西側陣営はキリスト教というイメージが多数を占め、湾岸戦争時の経験から、クリスチャンの中には将来を危惧する人々が多い。ある信徒は「これまで教会は相手がキリスト教・イスラム教に限らず、奉仕の業をしてきた。いったん戦争が始まれば、このような状況は一変する」と話した。

 また国連決議により飛行が禁止されているバスラなどのある南部地域は、米英により爆撃が継続されている。1970年代油田などを中心とした経済的な発展をしたが、イラン・イラク戦争、そして湾岸戦争を経た今日では、繁栄が一転し、経済の破綻により人々の生活は困窮を極めているという。

 国連の経済的制裁は、湾岸戦争後の19項目順守を守らないイラク政府に対する対抗措置として継続されている。

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