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イエスの兄弟について、考古学者らが討論

(606-04)
[東京 10・28 ENI02-0379=ルーテル・アワーPS/2002年]

 10月21日、イエスに関連する最古の遺物が発見された。「聖書考古学論評2002年11/12月号」によると、発見されたのは、新約聖書でイエスの兄弟と記されている「ジェームス」の棺あるいは骨壷に記されていた碑文のようなもの。宗教学者や考古学者の間で、その重要性や信憑性についての議論が沸騰している。

 碑文は「ヤコブ、ヨセフの息子でイエスの兄弟」と読めたという。「聖書考古学論評」によれば、イエスに関する聖書の記述を裏づける発見は、これが史上初だという。調査したパリ・ソルボンヌ大学の古文書学者のアンドレ・ルメール博士によると、棺に書かれていたアラム文字(イエスが使っていた文字)は、紀元10年から70年くらいのもので、棺自体は紀元63年のものと推定している。また、ヨセフ、ヤコブ、イエスという名前は当時一般的ではあったが、この名前がこのような血縁関係で記される確率は非常に少ないという。

 一方、この棺の所有者が名前の公表を拒否していることから、この発見の信憑性を問う意見もあった。カリフォルニア・クレアモント神学校でキリスト教の起源について教えているビンセント・ウィンブッシュ博士は「信憑性はともかく、こういうものの発見によって信仰が強くなったり、逆になくなったりするということはない」と述べた。

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