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インド

反改宗法にダリット組織が反対を表明

(606-01)
[東京 10・29 ENI02-0382=ルーテル・アワーPS/2002年]

 タミルナド州で今年10月に施行された反改宗法に反対するキリスト教団体などが、10月24日、州都チェンナイ市内で抗議デモを行った。これには教会以外にも、ダリット組織やダリット政治団体なども参加した。同州政府は、この法律は「強制、誘惑、詐欺」的な改宗を防止するのが目的と説明し、宗教原理主義団体や破壊分子による、「宗教の名を借りた改宗による社会秩序の乱れを防ぐことができる」としている。また10月22日には同州の約5000の教会関係大学や学校が抗議のため一日休校した。

 デモの主催者の一人、デバシハヤム氏は予想をはるかに超える参加者があったことに驚いているが、「多くの人々がカースト制度による抑圧から逃れようとしていることを知った。デモにより彼らは励まされ、我々にも大きな刺激となった」と語っている。

 また25日、ダリットの政治団体の一つ「ダリット・パンサーズ・インド」は、この法律を廃止しないなら、2万5000人の会員すべてを、クリスチャンに改宗すると発表した。同じダリットの政治団体である「プシヤ・タミザガン」も、法律を廃止しない場合には、数百万の支持者が、改宗するだろうと脅しをかけた。

 昨年仏教に改宗したダリット人権活動家のウディト・ラジ氏は「ダリットに所属する人々が、人生に尊厳を感じ、また抑圧と軽視から逃れて生きていく手段は改宗しかない」と語っている。デバシハヤム氏は10月28日、チェンナイ市内で仏教とイスラム教の指導者と会談し、両団体も今後は、共闘して改宗法反対の連盟を設置することに同意した。

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