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イラン

イラクとの交戦はビンラディンのおもうつぼ

(605-07)
[東京 10・16 ENI02-0359=ルーテル・アワーPS/2002年]

 ジュネーブで開催された世界教会協議会(WCC)主催のキリスト教とイスラム教の対話会議の席上、出席者のひとりであるイランのアブタヒ副大統領が「昨年9月米国に対して加えられたテロ行為は激しく非難するが、米国とイラクの交戦は、ビンラディンの術中に陥ることになり、米国の利益にはならない。キリスト教にとってもイスラム教にとっても、不正を正すための戦争という考え方は間違っている」と発言した。

 神学者で、テヘラン宗教間対話協会の代表者であるアブタヒ副大統領は、同国のハタミ大統領による改革路線の強力な支持者でもある。内閣の改革について副大統領は「改革派が求めているのは平和的文化と非暴力、近隣諸国への配慮だ。我々は5年かけて民主主義を制度化してきた。欧米諸国も現在の形になるまでに数百年を費やしている。これまでは若者を中心に改革派は支持を取り付けてきた。しかし国外から、これ以上の改革のスピードアップが要求されたりすると、道を踏み外すことにもなりかねない」と、外国からの性急な政治的圧力をけん制した。

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