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フィリピン

教会リーダー、爆破テロに対する冷静さを呼びかけ

(605-06)
[東京 10・17 ENI02-0363=ルーテル・アワーPS/2002年]

 フィリピン南部ザンボアンガ市内のショッピング・モールで起きた爆破事件は、死者6人、負傷者約150人を出した。これはイスラム教独立派による犯行とみられており、比カトリック司教協議会のエルナンド・コロネル神父は、事件を強く非難し、犠牲者とその家族に深い哀悼の意を表し、「新たな憎しみにつながらないことを祈る」との声明を発表した。

 爆破テロのあったザンボアンガ市は人口の80%がクリスチャンだが、同国でもイスラム教徒の多い南部の港町。軍関係者は、一連の犯行を、クリスチャンや外国人の誘拐をしてきたイスラム過激派グループ「アブサヤフ」によるものとみている。また、アブサヤフとアルカイーダとの関連を指摘する者もいる。比では、10月に入って爆破テロが相次ぎ、今回の事件で3件目。ザンボアンガ市では、10月2日、米兵の集まるバーが爆破され、米特殊部隊「グリーンベレー」の軍曹1人とフィリピン人3人が死亡。また、同10日には、マニラ南部のキダパワン市で20人以上の負傷者を出す爆破テロがあり、軍関係者は、この事件をモロ・イスラム解放戦線(MILF)による犯行とみている。

 これら一連の爆破テロに対し、教会からは、平和と正義を求める声が相次いでおり、比キリスト合同教会(UCCP)の、ルナ・ディンガヤン牧師とシンプィシオ・ダンガワン牧師は、礼拝で「真の平和とは、武器ではなく心で勝ちとるもの」と強く訴えた。

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