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メキシコ

殺害から1年、まだ犯人逮捕されず

(605-02)
[東京 10・22 ENI02-0369=ルーテル・アワーPS/2002年]

 元ドミニコ修道会修道女で、弁護士として人権運動に携わっていたディグナ・オチョア・プラシードさん(37)が、昨年10月19日に自分の事務所で射殺され1年が経過したが、この事件はいまだに解決していない。しかも政治がらみの未解決事件として、国内では多くの恐怖を生みだす結果となっている。アムネスティー・インターナショナルは、「人権擁護活動家へのこのような暴力に対して、もし正義が勝たないのであれば、どのような希望を人々は抱くことができるか」と疑問を投げかけた。

 プラシードさんは2000年まで、イエズス会系の法律事務所ミゲル・オーガスティン・プロ・フアレス人権センター(PRODH)所長を務め、環境保護、土着民、反政府組織の支持者などの弁護にあたり、1995年以降は度々脅迫を受けるようになっていた。彼女の家族や同僚らは、事件の背後には軍関係者や政治家がいると考えている。この事件の検察担当者はすでに2人が更迭され、政府は引退が近い元判事のマルガリータ・グエラ氏を今回担当者として任命している。グエラ氏は客観的な捜査を約束しているが、PRODHは10月18日、原告側の立場から、この裁判への参加を取りやめることにした。「この裁判では決して真理が明らかにならないからだ」と同団体は説明している。

 10月19日、ベラクルズ州に新しくできた人権センターには、彼女の名前が冠され、家族や同僚は、地域住民が大地主や民兵組織から搾取されないようにする人権擁護への決意を新たにした。

参照記事:

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