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ドイツ歴史的教会の修復 |
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東部ドイツの宗教改革が始まった土地ヴィッテンベルグの西約15キロのコズウィック(人口9000人)には、12世紀に建てられた聖ニコライ教会が、町で現存する一番古い建物として建っている。しかし、50年以上にわたる共産政権時代、この教会は荒れたままに放置され、統一後も教会で礼拝するにも危険な状態が続いていた。ザクセン・アンホールト州教育文化局は、「教会の年」と銘打って、数年前からこのような歴史的教会の保存と修復を目的に、毎年2、3の教会を選び、公費による修復を開始した。 プロテスタントのドイツ福音教会(EKD)に属している聖ニコライ教会(約1000人の信徒)は、昨年、「2002年教会の年」に選ばれ、160万ユーロの支援を受けることになった。昨年末から修復工事が開始され、まだ修復は半ばの今年9月8日、同州の知事や町長も参加して、教会公開の記念集会が行われた。 「2002年教会の年」には、この教会以外に福音教会とカトリック教会の3教会が選ばれている。 同教会は1151年に献堂され、13世紀後半にアウグスト修道院となり、宗教改革時代の1527年、改革派の教会に変わった。そのため、教会内の装飾品はほとんど取り去られた。しかし、ヴィッテンベルグに住みルターの肖像など数多くの教会関連の絵を書いたクラナッハの絵3枚は今でも聖壇前など教会内部にかけられている。教会の外側には足場が組み立てられ、また教会内部の2階部分や尖塔の階段などはさらに数年の修復期間が必要と見られている。また修復費用のうち35万ユーロは、聖ニコライ教会会員が負担しなければならず、ステファン・グルューツシェク牧師は、「コンサートの開催や記念品を売ることでこの修復費負担に充てるつもり」と話している。 今年8月の集中豪雨による洪水被害はエルベ川周辺の町々に及んだが、コズウィックの民家の多くは高い場所にあったため、被害は少なかった。しかし聖ニコライ教会にも水は約10メートル近くまで押し寄せ、今でもエルベ川と教会との間の数キロの農耕地はすべて水がたまった状態のままだ。そのため多くの洪水被害地同様、大量に蚊が発生している。また水位の上昇で水が農地に入りこんだため、そこで使われた肥料と土壌に染み込んだ有害物質により、大量の魚が死んだと同牧師は語った。
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