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ジンバブエ

アイルランド人カトリック司祭、地下に潜伏

(599-07)
[東京  8・30 ENI02-0268=ルーテル・アワーPS/2002年]

 ジンバブエ東部のニヤンガで活動していたアイルランド人カトリック司祭、パトリック・ジョセフ・ケリー司祭(60)は、ムガベ大統領率いるジンバブエ・アフリカ民族同盟愛国戦線(Zanu−PF)の兵士や政府の諜報部員などから、何度も脅迫され身の危険を感じたため、自教区を離れて山岳地帯に身を隠している。

 ジンバブエでは、2年前から政府が土地改革を強行し、改革を名目に土地の違法侵犯も起こり、これまでに少なくとも農民10人が殺害され、60万人が強制的に移住させられた。特に、この8月8日が、白人農主が土地を明け渡す期限に設定されていたことから、この数週間に、抵抗したりした約250人が逮捕された。

 ケリー司祭は、被害者農民らに同情し、政府の土地政策に異議を唱えたとして、政府から危険人物とみなされた。ケリー司祭からは、ムタレ司教区のアレクシオ・ムチャバイワ司教と、バチカン大使のピーター・ポール・プラブ司教あてに、身を隠すに至った経緯などが書かれた手紙が届いたという。これによると、ケリー司祭は土地改革に反対したことはなく、秩序ある状況で、農民に土地が再配分されるのは必要だと考えているという。しかし実際は、土地配分は民族同盟愛国戦線などの政府関係者ばかりが土地所有で優遇されていると伝えられている。

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