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国際

WCCが正教会の要求を呑む

(599-02)
[東京  9・4 ENI02-0274=ルーテル・アワーPS/2002年]

 世界教会協議会(WCC)に加盟している20以上の正教会はこれまで、WCCの議事や礼拝の進め方が、大多数を占めるプロテスタント教会のやり方に偏りすぎている、と不満を持っていた。ジュネーブで開催中のWCC中央委員会は、変革のための「特別委員会」の提案を受け、9月3日、議会的な審議方法から、正教会が主張するコンセンサスによる議決方法にと改めていくこと、伝統的な礼拝(ミサ)と、幾つかの異なる礼拝の形式を取り混ぜた礼拝とで、その違いを明確にした礼拝に変えること、さらには議題の取り扱いも、議題について助言を与える永続的な委員会を設置することなどを決定した。

 さらに中央委員会は、WCC加盟教会のタイプを、「加盟教会」と「WCC提携教会」(WCC総会と中央委員会に議決権のある代表を送ることができない)に二分することも決定した。

 今回の正教会からのWCCへの要求は、1990年代にグルジアとブルガリアの2正教会がWCCの議事運営の進め方を不服として脱退したのがきっかけ。1998年5月には15の正教会が声明を発表し、前WCC第8回総会で、正教会は特別委員会を作ることを要求し、この委員会がWCC変革案をまとめることを決議した。

 この変革要求に対して、ドイツのメノナイト教会代表は、「一連の教会により、WCCの行動が著しく制約される可能性も出た」と指摘し、「幾つかのプロテスタント教会は正教会に疑いを抱いていることも確かで、議決方法が乱用される可能性もある。信頼の回復を優先し、一致することが大切だ」と述べた。一方10年前に教会内の議論は、コンセンサスを優先する議決とすると決めたオーストラリア合同教会代表は、「相手を尊敬し意見を聞くこと、クリスチャンとしての決議方法にはコンセンサスが大切だ」と正教会の主張を支持する発言をした。

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