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国際

WCCの財政難が深刻に

(598-02)
[東京  8・28 ENI02-0257=ルーテル・アワーPS/2002年]

 世界教会協議会(WCC)中央委員会の財政部門委員会のアンダース・ガデガード委員は、2001年度のWCC経営赤字が、590億スイスフラン(約4億6500万円)に達したことを明らかにした。赤字傾向は2002年度の上四半期も続いており、改善の見通しはないという。赤字の理由として、財政委員会はWCCによる投資の低迷と、早期退職者への退職金の支払いをあげた。財政委員会は、「現行のWCCの機構制度をとる限り、経営的にはさらなる改善の余地は無理」としながらも、WCCの収入監視開発主任のマイケル・ハードン氏は、WCCよりも組織的に小さな教会団体が、WCCよりも効率的かつ有効な活動をしていると語った。WCCの赤字傾向は、過去10年間続いている。

 1999年から2001年には、WCC加盟教会からの献金は10%減少したが、2002年度は8%増加すると予想している。しかし、投資部門の低迷も収入減の要素となっており、WCCへの大口献金団体であるスウェーデン教会のアンナ・カリン・ハマー氏は投資について「WCCはその犠牲者であると同時に過去には成功者でもあったのだが」と語り、またWCCの再編にも、将来の5年間で経済的に安定する団体に変わる必要があると述べた。米国長老派教会(PCUSA)のクリフトン・カクパトリック総主事は、WCCはまだ「死を告げる鐘」にはなっていないが、財政的にはより現実的で慎重な団体になる必要があると述べた。

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