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パキスタン

冒とく罪のクリスチャンに死刑求刑

(595-05)
[東京  7・18  ルーテル・アワーPS/2002年]

 宗教冒とく罪に問われていたパキスタン人クリスチャン、アンワール・ケネス被告(40・元政府職員)に、7月18日、絞首刑が言い渡された。ケネス被告は、地元の導師らあての書簡で、自らをイエスと呼び、イスラム教を「いかさま宗教」と冒とくしたかどで、1年前、ラホール東部で逮捕された。

 これに対し、少数派クリスチャンのためにロビー活動を続けるクリスチャン解放戦線(CLF)では、この判決に強い不満を示しており、カリド・ジルCLF代表は、「この裁判は不当。ケネス被告はまず精神科で治療を受けさせるべきだった」と当局を批判している。ケネス被告は、逮捕以来、拘留され続け、裁判所の記録によれば、さる7月8日、一連の罪を認めたという。

 パキスタンでは、人口1億4500万人の約97%がイスラム教徒。残り3%は、キリスト教やヒンドゥー教、シーク教などの少数派。同国では、この厳しい宗教冒とく法のため、毎年多数が逮捕されており、少数派を中心に冒とく法廃止を求める声があがっていた。有罪の場合、死刑を免れない「冒とく罪」の裁判では、非イスラム被告の訴追を決められるのは、原告のイスラム教徒だけ。

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