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米国

LCMS、大西洋地区議長の処分めぐり紛糾

(594-06)
[東京  7・12 ルーテル・アワーPS/2002年]

 ミズーリ・ルーテル教会(LCMS)のデビッド・ベンキ大西洋地区議長が、昨年の米国同時多発テロ後の9月23日に、ヤンキースタジアムで行われた「アメリカへの祈祷」集会に参加、祈りを共にした。この件で、調査を担当したLCMSの第2副議長のウォレス・シュルツ氏は6月25日、ベンキ地区議長の停職処分を要求。しかし、ジェラルド・キーシュニックLCMS議長は、7月9日、シュルツ氏のこのような行為はLCMS教会規則に反するとして、処分の変更または無効を求めた。

 ベンキ氏は、クリスチャンだけでなく非クリスチャンや政治家、エンターテイナーなども出席した「アメリカへの祈祷」集会で祈りを捧げた。しかしLCMS内部から「統一主義や混合主義を認めた行為」と批判され、教会規則違反を指摘する声が上がった。

 そのため今年1月30日に、LCMSと5人の副議長らからなる最高決議委員会は、この調査をシュルツ氏に一任した。シュルツ氏はこれを受けてベンキ氏への審問と決議を要求し、ベンキ氏は事実上の停職処分となった。停職処分を受けると、自教会の牧師職はそのままだが、地区や教団本部の職からははずされる。また、再審査委員会で停職処分が撤回されないかぎり、教会の教職者名簿からも名前が抹消される。

 そのような処分が、詳しい説明もないままシュルツ氏により一方的に出されたことに、キースニック議長は「シュルツ氏こそ教会規則を尊重し守る義務がある」としてシュルツ氏宛に公開書簡を出した。シュルツ氏からの返答はまだ得られていない。

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