39:5 誰が野生のろばに自由を与え
野ろばを解き放ってやったのか。
39:6 その住みかとして荒れ地を与え
ねぐらとして不毛の地を与えたのはわたしだ。
39:7 彼らは町の雑踏を笑い
追い使う者の呼び声に従うことなく
39:8 餌を求めて山々を駆け巡り
緑の草はないかと探す。
39:9 野牛が喜んでお前の僕となり
お前の小屋で夜を過ごすことがあろうか。
39:10 お前は野牛に綱をつけて畝を行かせ
お前に従わせて谷間の畑を
39:13 駝鳥は勢いよく羽ばたくが
こうのとりのような羽毛を持っているだろうか。
39:14 駝鳥は卵を地面に置き去りにし
砂の上で暖まるにまかせ
39:15 獣の足がこれを踏みつけ
野の獣が踏みにじることも忘れている。
39:16 その雛を
39:19 お前は馬に力を与え
その首をたてがみで装うことができるか。
39:20 馬をいなごのように跳ねさせることができるか。
そのいななきには恐るべき威力があり
39:21 谷間で砂をけって喜び勇み
武器に怖じることなく進む。
39:22 恐れを笑い、ひるむことなく
剣に背を向けて逃げることもない。
39:23 その上に箙が音をたて
槍と投げ槍がきらめくとき
39:24 身を震わせ、興奮して地をかき
角笛の音に、じっとしてはいられない。
39:25 角笛の合図があればいななき
戦いも、隊長の怒号も、鬨の声も
遠くにいながら、かぎつけている。
39:26 鷹が翼を広げて南へ飛ぶのは
お前が分別を与えたからなのか。
39:27 鷲が舞い上がり、高い所に巣を作るのは
お前が命令したからなのか。
39:28 鷲は岩場に住み
牙のような岩や砦の上で夜を過ごす。
39:29 その上から餌を探して
はるかかなたまで目を光らせている。
39:30 その雛は血を飲むことを求め
死骸の傍らには必ずいる。