独りでは

 2節から、モーセはシナイの山で、エジプトに行くことを命じられ、妻子を連れて出かけ、そして民の出エジプトに先立って、彼らを実家に帰していたことがわかります。

 妻子連れで使命の旅に出かけるのは、「私たちには、他の使徒たちや主の兄弟たちやケファのように、信者である妻を連れて歩く権利がないのですか(第1コリ9章5)」とあるように異様なことではありません。

 モーセは民が自由を獲得できるかどうかのファラオとの命がけの厳しい交渉に臨むにあたって、妻子が足手まといになるのを避けて里帰りさせたのでしょう。彼の決意のほどがうかがわれます。

 続いて、モーセが一日中、一人で民の訴えに耳を傾けていたと、彼が孤高の指導者であったことが記述されています。

 モーセの能力が超人的で優れていても限界があり、それが破れる時が訪れます。彼はその破れが訪れた時、エテロの言葉を謙虚に受け入れて実行しました。信仰と意志の強さは異なります。


祈り