|
主はモーセを「殺そうとされた」。この言葉に出くわしたとき、思わず前の節に戻り、どこか読み飛ばしたところがあったのか、と心配になりました。あまりにも唐突だからです。 新約聖書の初めには、まだ処女であったマリアからイエスさまはお生まれになったと書かれています。ある聖書注解者は、これは番兵だといいました。城の前で、槍を構えて立っている番兵。これから入る城は普通の城ではない。覚悟して入りなさい、と伝える番兵であると。 いよいよモーセはエジプトへ向かいます。主がモーセを殺そうとされたという1節は番兵なのかも知れません。これから起こる出来事がいかに大きなことか、これから起こることは、まさに人の生き死にを左右する、人類史上まれにみる出来事なのだということを知らせているようです。 妻のツィポラが仲介して助けたことにも注目すべきでしょう。モーセはこれから神さまの偉大なみ業に参与します。しかし、彼一人でできることではない。これまでも、そして、これからも、彼自身、たくさんの人の助けを必要とします。そんなことも、ここから読み取れそうです。
|
●祈り