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年が明けた最初の日曜日。教会では昔から1月6日は「顕現日」。その日に近い日曜日を「顕現主日」として守ります。それは、クリスマスの聖誕劇に登場する3人の博士の物語に由来するものです。 聖書によると、3人は占星術の学者であったと紹介されています。東の国に住んでいた彼らは、王様の誕生を告げる星の輝きを見て、はるばるユダヤの地へとやって参りました。彼らは、ユダヤ人ではありませんから、聖書の知識などはなかったと思われます。星の知識を頼りに生きる者には、星の光によって救い主の誕生を報せる神さまの御心を教えられるところであります。 さて、彼らと対照的だったのは、ユダヤの地に住むヘロデ王とその地の住民です。彼らは、聖書の民として、救い主の誕生を知っていました。ヘロデ王が律法学者たちを集めて調べさせると、確かにベツレヘムの地に偉大なる指導者が生まれるということも、確認できました。 しかし、ヘロデ王は神の御子の誕生を聞いて、不安になります。エルサレムの住民たちも同様に「不安を抱いた」と書かれています。 ヘロデの時代、ユダヤは大変富み栄えたといわれます。現在の発掘作業によって出土される多くのものも、この時代の繁栄ぶりを証明しているそうです。ヘロデとその地の住民は、この豊かな時代を、できれば揺るがさないで欲しいと考えたのかも知れません。その思いが、新しい王様の誕生を聞いて不安になった原因であると考えていいでしょう。 星を頼りに「お生まれになった方」を「拝み」たいと願った博士たち。これを聞いて、自分の大切にしているものを奪われてしまうのではないかと「不安を抱いた」ヘロデたち。 両者の見事なコントラストを通して、聖書は私たちに問いかけます。 あなたは何を大切にしているか。あなたは今、どこを向いているか、と。 今ここにある自分の世界にとどまっているならば、神さまが差し出してくださる新しい光を受け入れることができなくなることがあります。求めるべきは、私の光ではなく、主の光です。主の救いの光こそが、本当に私たちの道を照らしてくださいます。信じて歩いていきましょう。
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●祈り