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モーセは正義感に満ちた人だったようです。エジプト人から暴力を受けている同胞を見ると、怒りに満たされ、そのエジプト人を打ち殺しました。また同胞のヘブライ人同士が争っているのを見ると、その悪い方をとがめ、さらに、羊飼いたちに水を奪われそうになる娘たちを見ると、羊飼いたちを追い払います。モーセが、虐げられる弱い人たちを見ると我がことのように心痛み、黙っていられない人だったことがうかがえます。正義感を持ってはいても、それに基づいてすぐに行動に移すことは容易ではありません。モーセは、これから始まろうとする大きな神の救いのみ業のために用いられる、ふさわしい器であったことを知らされます。 しいたげられる者へのモーセの熱意が、神さまの熱意と重なるように、この箇所は描かれます。 過酷な労働に苦しみ叫ぶ民の声を、神は「聞き」、彼らを「顧み」、「御心に留められ」ます。モーセのように殺人まで犯せと聖書は語ってはいません。ただ、弱り果てている一人一人を放ってはいられない、主の愛がいつもそこにあることを伝えています。
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●祈り