内面生活のあり方

 今まで簡単にできていたことができなくなったり、顔のしわや体の衰えを見るとき、人は老いを感じ、何か自分が無用の存在になってしまったように感じるのではないでしょうか。

 しかし精神科医のP・トゥルニエは「人生とは年令と共に変化していくべきものであり、私たちが現にやっており、またこれからもやることができるさまざまな事柄はだんだんと意味を失っていくのであって、これからは主として内面生活のあり方しだいで幸不幸が決まるのだ、ということを理解し、容認している人々は最も幸福だ」と言っています。こういう人は年老いても「自分はもう無用の存在なのだ」という恐ろしい感情に襲われることが少ないとも言っています。(ポール・トゥルニエ著『人生の四季』ヨルダン社)

 《たとえわたしたちの「外なる人」は衰えていくとしても、わたしたちの「内なる人」は日々新たにされていきます》。外なる人とは外見や「何かができる」自分のこと、内なる人とはイエス様のゆるしに感謝して生きる信仰のことです。トゥルニエの言う「内面生活」とはそのことです。「内なる人」は目には見えませんが「見えないものは永遠に存続する」のです。


祈り