あなたの笑顔が見たいから

 「あの人に忠告しなければならない。今日か? 明日か? 手紙か? 訪問か?」……。そういう、気が重くなるような経験がおありだと思います。私たち牧師もしばしばそういうことがあります。

 パウロもそうでした。彼は道徳的にも信仰的にも堕落したコリント教会のことで心を痛め、ある時は手紙で、ある時は訪問して忠告します。しかしコリント教会は一向に良くならない。パウロは再びコリントヘ行こうとしますが、結局その訪問を延期します。

 《あなたがたへの思いやりから》というのが理由でした。今、直接会うよりまず手紙を送って、考える時間を与えた方が彼らのためだと思ったのです。そうして書かれたのがこの第2の手紙です。まるで親のような配慮を感じます。パウロの《あふれるほど抱いている愛》のなせるわざでしょう。

 神さまも同じです。いつも似たような罪を犯し続ける私たちを忍耐づよく見つめ、配慮ある方法で私たちの目を十字架のイエス様へと向けてくださるのです。そして私たちが再び笑顔を取り戻す時、誰よりも喜んでくださるのです。親から子への「あふれるほどの愛」。それが神の愛です。


祈り