真 心

 姑のナオミはルツの幸せになる落ち着き先を探して、ボアズに保護をしてもらう計画を立てます。しかし、ルツの心の中には、自分が保護されることより、姑のナオミが保護されることを考えていたといわれています。一見 策略めいた行動ですが、その裏には、互いに相手を思う真心が秘められています。ボアズはルツのナオミを思う真心を見抜きます。ボアズはルツに言います「今あなたが示した真心は、今までの真心にまさっています」。

 しかし、ボアズはルツをすぐに保護するのではなく、本来責任ある親戚に担ってもらうことを考えます。そのほうがルツとナオミのためになると考えたのでしょう。しかし、その親戚が責任を担いきれないのであれば、ボアズ自身が担うことを保証します。ルツのナオミへの真心を見抜いたボアズは姑のところへ手ぶらで帰すわけにはいかないといって、大麦を持たせています。

 誠実と責任を担う人は、人から愛されます。人から信頼されます。それはかたちばかりのものではなく、真心から来るものです。真心を養う方法、それは人の誠実さを見て学ぶことです。ナオミ、ルツ、ボアズの姿に尊敬の思いを持ちましょう。


祈り