|
モアブの野に移り住んだイスラエルの一つの家族は、幸運に恵まれたようには見えません。次々と男性が死んでいったようです。 姑のナオミは嫁に対し、「わたしの娘たちよ」と呼びかけ、今まで尽くしてくれたことを感謝し、祝福を祈りながら、自分の国に帰って新しい夫をみつけるように促します。嫁は2人とも声をあげて泣いたといいます。ナオミにとってこれから一人で生きていくことに不安はあったでしょう。しかし、ナオミは自分のことより、2人の嫁の人生を考えてあげます。オルパは、別れの口づけをして、離れたといいますが、ルツはナオミにすがりつきます。血の繋がりもなく、国も違う2人です。ルツは言います。「あなたを見捨てて、背を向けることはできない」。「あなたの神は私の神です」。この2人の関係は、互いに相手を思いやることで結ばれています。姑のナオミは嫁の人生を思いやり、嫁のルツが姑のナオミの人生を思いやります。 相手を思いやり、愛を与える人は、人から慕われるものです。相手へ不平を言う前に、相手を思いやることによって、愛は返ってきます。 |
●祈り