|
21世紀に生きる人間にとって、あの9月11日は忘れられない日となるでしょう。戦争の世紀と言われた20世紀は教訓としての役割を一瞬にして失いました。この出来事を境にして、パレスチナのアラファト議長と、イスラエルのシャロン首相の戦争が再び激化していることも気になります。シャロームという平和の挨拶を日常の挨拶とする国で、これは起きているのです。 いつの時代にも、争いごとがありました。聖書は今日、そのことを私たちに伝えています。あるレビ人の妻への蛮行に対して、ベニヤミン族への報復が行われています。妻を犯され殺されたレビ人が、イスラエルの部族会議のようなところで、このことを報告したからです。私たちの目から見れば、ベニヤミン族の非は明らかのように見えますが、彼らは報復を不服とし、戦争へと突き進んでいきます。 どこに神さまの愛があるのか、聖書はこのような具体的な人間の蛮行を通して、なおそのことを訊ね求めていく書物なのです。 |
●祈り