怪力サムソン

 「怪力サムソン」と教会学校で教えられた物語を私たちは改めて読み返す時を与えられてきました。イスラエルを守る士師として不思議な出生をし、けれどもその本来敵であるペリシテ人の娘と結婚し離婚。その後、怪力でペリシテ人の暗殺計画をことごとく粉砕するけれど、最後は騙されてペリシテ人に捕らえられ笑いものにされる。女性関係は複数あったと書かれています。

 サムソンの物語の心地よさは、そこに「人間味」を感じさせるところにあるのではないでしょうか。人生は山あり谷ありと言いますけれど、サムソンの生涯はまさに山あり谷ありであったと言えます。どこかを切り取って、ここが御心にかなう生き方だと取り出すことはできません。

 「人生とは神さまに対する壮大な物語である」と言う人がいます。サムソンが命をかけて最後にペリシテ人を倒すという結末を見る時、そのことを深く思います。私たちの人生もそうなのです。失敗と思えることも成功と思えることも、まるごと神さまは御用のために用いてくださるのです。


祈り