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妻の父の誤解で妻を奪われたサムソンは、その裏切りに対して「今度はわたしがペリシテ人に害を加えても、わたしには罪がない」と語り、ペリシテ人に報復しました。イスラエルを治める士師ともあろう人が嫉妬に燃え復讐しているのです。 聖書は人類最初の殺人事件もまた嫉妬が原因であったと教えています。兄弟カインとアベルの物語です。元ルーテル学院大学の賀来周一先生は、ある書物の中で「教会の中でもっと人間に苦しみ、叫びが語られるべきではないか」と書かれています。そうだと思うのです。私たちは旧約聖書がサムソンの嫉妬や怒りを赤裸々に描いていることを大切にする必要があるのです。私たちは生きていくうえで嫉妬し、妬み、怒る。そこにおいて私たちは信仰について学ぶのです。 ユダの人々は、自分たちの保身のためにサムソンをペリシテ人に引き渡します。そこにも神さまのご計画がありました。私たちの生活の中で起こる一つ一つのことに神さまの御心があることを知り、いつも御心の意味をたずねる心を持ちたいものです。 |
●祈り