聖霊降臨後第14主日


魂に命を得よ

 長い間ギプス・ベッドの上に寝たきりで、生きる価値も目的も見失い、自暴自棄の思いに囚われていた三浦綾子さん。彼女は、魂に命を得たので、そこから解放され、生まれ変わった人生を、生き抜くことが出来ました。

 虚しさの中に沈んでいた人が、そこから、イエス・キリストを知り、新しい命を得て、力強く生き始めるようになったという証をよく聞きます。

 私たちはだれしも、生まれたままの状況では、魂は、神から離れた暗い中を歩んでいます。そんな私たちの魂に、命を吹き込み、神の光の中を歩ませてくださるのは、誰でもない、神さま御自身です。

 人は神を離れて、どうして生きていけましょう。良心も麻痺してしまい、神から離れている虚しささえ感ぜずに生きている人も多いでしょう。しかし誰しもが、人生の途上、どこかで、神を知るための機会が与えられていると思います。神にえこひいきはないからです。一人一人が例外なく、神に愛されている存在です。

 神は、飢え渇いているすべての人に対して、救いにあずかるように招いておられます。私たちはただ、行って、神からの恵みをいただけばよいのです。その恵みの代価は、すでに、イエス・キリストによって支払ってあります。

 魂に命を得るために、人間のどのような功績も努力もいりません。神を呼び求めれば、救われるのです。しかし、《信じたことのない方を、どうして呼び求められよう。聞いたことのない方を、どうして信じられよう。また、宣べ伝える人がなければ、どうして聞くことができよう。》(ローマ10章14)と、パウロが言っています。

 私たちは、私たちの愛する肉親に、親しい友に、魂に命を得てほしいと、切に願っているものです。主が、私たちをも用いて、救いの御業を成してくださるよう、祈りましょう。


祈り