弱さを認める

 女預言者デボラが、喜びの歌を歌ったあと、平穏であったイスラエルですが、また、神さまに背くようになります。このとき、遣わされたのは、ギデオンという人でした。

 世の中には、自分こそと、自信に満ちた人もおります。力や能力を誇れる人もおります。

 しかし、ギデオンは、《私の一族はもっとも貧弱なものです。私は、家族の中でいちばん年下の者です》と、謙遜しています。謙遜というよりも、自分の弱さをよく知っている者の、不安と畏れだったでしょう。それでも、彼は、自分が選ばれたことの、確かなしるしを見せてもらって悟り、神さまの指示にしたがって活動を始めました。

 人間にとって、能力があるとか、力があるとか、知恵に長けていることが、必ずしも幸いとは限りません。むしろ自分の弱いこと、足りないこと、また罪深いことを、よく知っている者が、神さまの御業をより深く体験できるのではないでしょうか。後に大きな働きをすることになったギデオンも、自分を知っていたから、神の偉大な力を素直に受け取ることができたと思います。


祈り