戦いの残酷さ

 今日から9月11日まで、旧約聖書「士師記」からみ言葉の糧をいただきます。士師とは「治める人」「裁く人」を意味していますが、その支配は王国全土に及ぶのではなく、一部の部族とその周辺に限られていました。12人の士師が神さまによって立てられ、部族の危機を救います。

 今日のテキストではユダ族とシメオン族によるカナン南部の征服が記されています。

 先住民との争いは、生きるか死ぬかの戦いであり、これが聖書かと思うほどのすさまじさを感じます。ベゼクの戦いにおいて、一万の大軍を破りその支配者アドニ・ベゼクを捕らえ、手足の親指を切断するという残酷な仕打ちを与えます(6節)。捕虜が再び武器を取って反抗することのないようにするという古代社会の戦争の残酷さを伝えています。現代の戦争では、地雷を埋めて地雷原を作り、敵を負傷させ、後遺症をかかえて生きさせていくという形をとりますが、昔と変わらない残酷さです。アフガニスタンやカンボジアでは、今なお地雷の撤去が命がけでおこなわれています。

 武器を農具にする平和の実現こそが神さまの御心です。


祈り