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マタイ福音書の冒頭に、《アブラハムの子ダビデの子、イエス・キリストの系図》とあるように、ダビデの子はメシアの称号の一つです。 当時の人びとはダビデの血統から偉大な王(メシア)が出て、イスラエルの敵ローマを滅ぼして国を解放してくれるという期待を込めて、この称号を口にし、その人物が反ローマ闘争に立ち上がるのを熱い思いで待ち続けていました。 主イエスの今日の言葉は、そのような期待に対して、ダビデが歌い上げた詩編110の《主(神)は、わたしの主にお告げになった》を引用して、メシアを勇敢な戦士であったダビデの血統から出る偉大な軍事指導者と見るなら、それはメシアのほんの一側面を見るだけで、真のメシアの姿を見ていないと言われたのです。 本当のメシアは、きらびやかな栄光の衣をまとう力のダビデ王の末裔ではなく、神の子として、十字架の上で神の愛を示すために世に顕れる方なのです。
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●祈り