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敵の追求から逃げ、助ける友達もなく、洞穴にかくれていたときの、ダビデの祈りです。 私たちも、状況は違うかもしれませんが、この不況の時代、暗い絶望の洞穴に、落ち込むこともないとは言えません。 しかし、人間は、強い人と弱い人というよりも、強いときと弱いときがあるのだと思います。 ダビデのような偉大な人にも、どん底のときがありました。アッシジの聖フランシスコが、この詩を愛唱したといいますから、聖人と言われる人にも、共感するところがあったのでしょう。 このような状況になったとき、ダビデは、《彼らはわたしよりも強いのです》と言って、自分の弱さを認めています。私たちは、そんなふうには自分の負けや弱さを認めたくありません。 けれども、自分の弱さをほんとうに知ったとき、求めるべきは何か、助けはどこから来るのかが、分かるのかもしれません。すべてを失っても、神さまはおられます。どんなに深い暗い洞穴も、神さまを締め出すことはできません。祈りの声をさえぎることはできません。
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●祈り