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祖母ロイスと母ユニケ、この名に出会うと、40年余り前、神学校のクリスマスの祝会の寸劇で、ある学生が頭巾を被り、割烹着の胸にハーモニカを下げて登場し、一瞬、何事かと静まりかえった会場が、次の瞬間、爆笑の渦に包まれたことを思い出します。演者はこの扮装で、わが子の回心のために30年余りも祈り続けたアウグスチヌスの母モニカを表現したのです。 テモテの信仰は、まず祖母ロイスと母ユニケに宿った信仰が彼にも宿ったとありますが、その信仰は、第2テモテ3章15《幼い日から聖書に親しんできた》と、祖母と母が彼と共につねに聖書に聴くことによって、彼に宿った(継承された)信仰です。 聖書を暗唱させ、その時々にふさわしい聖句を素早く引き出せるように育て上げるのは洗脳で、信仰の継承とは別物です。信仰は、愛するわが子アウグスチヌスのために祈り続けた母モニカのような祈りを通して、そして共に幼い日から聖書に親しんでくれた祖母ロイスや母ユニケのように、共に聖書に聴くことを生き方の基本とする姿勢を通して伝えられ、継承されるのです。 |
●祈り