悲しみを癒すために

 合図の号令、大天使の声、神のラッパ。空中で主と出会い、雲に包まれ引き上げられる。

 当時の教会の人たちにとっては耳慣れた言い方だったのかもしれませんが、現代に生きる私たちにはまるでおとぎ話を聞かされているかのような言葉の連続です。

 でも、言葉の細部に気を取られず、今日のみことばを全体的にみると、大切な人が先立っていった悲しみ、それに加えて、人は死んだらどうなるのかという不安に対して、熱意とまごころをもって語ろうとしている姿勢が伝わってきます。そして2つのことが差し出されています。

 ひとつは《イエスと一緒に》、《キリストに結ばれて》、《いつまでも主と共に》に見られるように、生きている今も死んだ後もイエス様がいっしょにいてくださる、ということ。そしてもうひとつは、《励まし合いなさい》とあるように、残された者同士、互いの悲しみや不安に対しては、支え合うことが何より大きな力になるということです。

 死は終わりではありません。復活の光がその向こうから射し込んでいるのですから。


祈り