待降節第4主日


仲直りのプレゼント

 いちばん親しい人とけんかをして、交わりがなくなる・・・。これほど悲しいことはありませんね。しかしその人と再び仲直りできたら、これほどうれしいことはないのではないでしょうか。

 今日の日課に「お前の敵を追い払われた」(ゼファニア3:15)、「敵の手から救われ」(ルカ1:74)という言葉が出てきます。私たちの敵とは誰でしょうか?外国ですか?仲の悪い人ですか?そうではありません。最も親しい方、私たちを造られた方、そう、神さまです。神さまから私たち人間は離れ、罪の道を歩み、神さまの敵となってしまったのです。ここに人間の最大の悲しみがあります。本来最も親しいはずのお方を敵に回してしまったのですから。

 しかし愛の神は、敵である私たちを救うために、クリスマスの日に御子イエス様を地上にお送りくださいました。そして私たちの罪に対する怒りをすべてイエス様お一人に注ぎ、十字架で罰して下さったのです。今や、だれでもイエス様を救い主と信じる人は罪がゆるされ、神さまと仲直りすることが出来るようになりました。もはや神さまは私たちを敵とは見なさず、むしろ最も親しい友として、交わりを楽しみにして下さっているのです。「主はお前のゆえに喜び楽しみ・・・お前のゆえに喜びの歌をもって楽しまれる。」(ゼファニア3:17)と、ある通りです。

 「喜び」という言葉が今日の日課に何度も出て来ますが、これは神さまとの仲直りの喜びを表しています。「娘シオンよ、喜び叫べ・・歓呼の声をあげよ・・心の底から喜び踊れ。」(ゼファニア3:14)、「主において常に喜びなさい。重ねて言います。喜びなさい。」(フィリピ4:4)。

 クリスマス、それは神さまが仲直りのプレゼントを下さった日です。私たちが神さまと仲直りし、再び神さまとの交わりを楽しむようになるために神は御子を与えてくださいました。だから私たちはこの時期、あらためてイエス様の十字架に感謝し、ゆっくりと神さまとの交わりを喜び、楽しもうではありませんか。それと同時に、もしだれか、とても親しいのに少し関係が気まずくなっている人がいるならば、その人のしあわせを祈り、出来ればカードか何か送ってみてはいかがでしょうか。平和の神さまが、きっと素晴らしい仲直りのプレゼントをくださることでしょう。


祈り