主の慰め

 ここまで一貫して無罪を主張し、そのことを神さまに問いただしてきたヨブでしたが、ここでは「神を責めてたてる者よ、答えるがよい」(2節)と、こんどは神さまから問い返されています。もちろん神さまは、ご自分を責めたてたヨブにお怒りになっているのではありません。

 ただ、神さまの答えは、ヨブの思い描いていた<応答>ではありませんでした。神さまにとことん自分の無罪を主張し、なぜこんな無情なことをするのかと叫び続けたヨブでしたが、神さまはいっさい、そのヨブの問いかけにはお答えになりませんでした。むしろ神さまは、問いかけるヨブに、問われているのです。それに対してヨブは、感謝をもって自分が全能者なる神さまのみ前に沈黙すると答えています。

 神さまは、魚を求める子どもに蛇をお与えになりません。蛇を求める子どもに、正しく魚をお与えになる方です。人間の叫びに対して、改めてあなたは何者であるかを問うことで、私たちを正気にされようとされるのです。神さまはたしかに答えてくださるのです。


祈り