神にあるニヒリズム

 ヨブの3人の友人たちによる慰め(?)は、結局ヨブへの厳しい説得になってしまいます。一巡した友人たちは、2回目の説得を試みます。エリファズの2回目の言葉は、1回目から更にエスカレートして、ヨブが実際的に罪人であり神さまの反対者である、とヨブに対する攻撃はクライマックスに達します。

 エリファズにとって、ヨブの赦しがたい過ちは、「神を畏れ敬うことを捨て、神に祈ることをやめた」ことでした(4節)。ヨブは自己をあたかも神のように絶対化している、とエリファズは非難するのですが、ヨブと友人たちの議論は水掛け論のようです。

 ニヒリズム(虚無主義)は通常「神なきニヒリズム」なのですが、神の登場によってますます深まり行くニヒリズムです。ある牧師は、この消息を「自乗されたニヒリズム」と名づけました。この出口なき悪循環から、神さまは御子イエス様によって救い出してくださいます。


祈り