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「ああ、自分なんか生まれてこなければよかったのに!」 3章11節に続き、10章1節、18節で、この絶望的なセリフを、ヨブは苦悩を絞り出すかのように心の底から叫びます。 ヨブの苦悩は、神さまを信じているにもかかわらず、理不尽な災いを受けるという、いかんともしがたい「不条理の人生」に対する絶望的叫びでした。このような場合、私たち日本人が口にするのは「神も仏もあるものか」という言葉でしょう。ヨブの場合は、神さまを信じていて、その神さまがどうしてこんなひどい仕打ちをするのかという、神さまへの抗議だといえます。 神不在の絶望がもたらす虚無ですと、神を信じることによって救いの道が開かれます。ヨブの場合には、神ご自身が離れてくださることが救いになるのだ、と訴えます(20節)。「立ち直らせてください」とは、慰めを得させてください、救ってくださいという意味です。絶望のどん底から、ヨブは神さまに救いを求めています。 |
●祈り