全聖徒の日


天国で会いましょう

 教会暦で、今日は「全聖徒の日」(カトリック教会では「万聖節」)と呼ばれる祝日です。この日の前夜が「ハロウィーン」ですから、1517年の宗教改革記念日と関係しています。地上の生涯を終えて、創造主なる神さまのみもとに召された人々を記念する日です。

 この日の日課として「山上の説教」の冒頭にある「祝福」が読まれます。ここで主イエス様は有名な「心の貧しい人は幸いである。天の国はその人たちのものである」(3節)と宣言されます。日本語では「心の貧しさ」は、物質的豊かさとは対照的な精神的貧困という意味ですからイエス様の言われる意味とは違っています。

 新共同訳聖書の完成前に「共同訳」の新約聖書が、1978年に出版されました。そこでは「ただ神により頼む人々は幸いだ。天の国はその人たちのものだから」と翻訳されました。イエス様の言われる「心の貧しさ」とは「神さまに対する絶対的信頼の心」なのです。この信頼=信仰があってこそ、4節の「悲しんでいる人々の幸い」が理解できます。悲しみの極みである死別も、信仰ゆえに深い慰めが約束されます。


祈り